夏野菜カレーなど、カレーに相性抜群のナスやトマト。
しかし、ナスを煮込むタイミングに失敗すると、煮崩れしてカレーに溶け込んでしまい台無しになってしまいます。
逆に煮込み足りずに生っぽくなっても嫌ですね。
このように、
カレーにナスを入れるタイミングが分からない!という人は多いのですが、
実は、タイミングだけではなく、茄子そのものの切り方も重要です。
さらに、カレーの種類によっても扱い方に違いがあるのです。
そこで本記事では、
カレーの種類別、カレーにナスを入れるタイミングと煮崩れしない切り方のコツ
について、わかりやすくお伝えします。
カレーにナスを入れるベストタイミングは?煮崩れしない切り方は?:煮込み系カレー編
昨日作ったナス入りカレー。ナス入れるタイミング早すぎて崩れてしもたけど美味しく出来た(*´ω`*)♪ pic.twitter.com/7I5ZZUQpN8
— いくら@FF14まさむね鯖 (@nemumaji) August 17, 2015
カレーにナスを入れるタイミングと茄子の切り方のコツを、まずは「煮込み系カレー」からお伝えします。
「煮込み系カレー」とは、一般的によくあるとろみのあるカレーや、高級レストランなどで出されるスープに近いカレーのことを指しています。
カレーにナスを入れるタイミング(煮込み系)
煮込み系カレーにナスを入れるタイミングは、簡単に言ってしまうと、
- カレーのルーを入れる直前
- または、カレーが出来上がる寸前
がベストです。
ポイントは、
煮込み過ぎないこと!
なぜなら、ナスは長い時間煮込んでしまうと軟らかくなり過ぎてしまうからです。
人参やジャガイモなど、カレーの他の食材は煮込むまでにある程度時間がかかりますが、ナスは火が通りやすいので短時間でできます。
ですので、他の食材と同時にナスを煮込んでしまうと、明らかにナスを煮込み過ぎてしまいます。
そして煮崩れして、カレーの中にドロドロに溶け込んでしまいます。
ナスの煮込みは5分程度が良いです。
カレーの茄子の切り方(煮込み系)
煮込み系カレーに入れる茄子の切り方は、次のようなポイントがあります。
- 茄子の皮は剥かない。
- 3cmくらいの輪切りなど厚めに切る。
茄子は皮を剥いてしまうと、煮込んでいる時に形を保てず、煮崩れしやすくなります。
3cmくらいの厚めに切るのは、ナスは煮込むと多少縮みます。
そのため、あらかじめ厚めに切っておけば、煮込んだ後の出来上がりがちょうど良い大きさになりますよ。
煮込むことを前提にして、茄子の皮は剥かずに、輪切りなど厚めに切っておく、のが大事です。
カレーにナスを入れるベストタイミングは?煮崩れしない切り方は?:炒め系カレー編
ココナッツナス🍆キーマカレーできました。いただきます。 pic.twitter.com/0sqpmEx2N3
— Takanori Hayashi (@tzhaya) August 6, 2021
次に、炒め系カレーにおける、ナスを入れるタイミングと切り方のコツをお伝えします。
「炒め系カレー」とは、キーマカレーのようにルーのとろみがほとんどないカレーを指します。
カレーにナスを入れるタイミング(炒め系)
炒め系カレーにナスを入れるタイミングとコツは、
- 肉や玉ねぎなど他の食材を炒めた後、ナスは最後
- なるべく強火でサッと炒める
となります。
「煮込み系カレー」と同様、ナスの調理は後半に持っていきます。
理由は、先ほどと同じようにナスは火が通るのが早いからです。
また、やはり他の食材と同じタイミングで投入してしまうと、ナスは炒め過ぎになってしまいます。
また、弱火で炒めるとナスの水分や旨味が失われやすくなります。
そのため、
ナスを入れたら強火でサッと炒めることがポイントです。
カレーの茄子の切り方(炒め系)
炒め系カレーに入れる茄子の切り方のポイントは以下です。
- 1cmの角切りが良い。
- 他の食材と同じくらいの大きさに切る。
1cmくらいの角切りにする理由は、強火でサッと炒めあげるためにはできるだけ茄子は小さい方が早く調理できるからです。
また、炒め系カレーの場合、他の食材の大きさも1cmくらいであることが多いと思います。
見栄え的にも食感的にも1cmの角切りぐらいがちょうど良いです。
カレーに入れるナスを素揚げにするとタイミングはもっと簡単!
今日はスープカレーを作ってみた。初チャレンジはちと薄味気味に。もっとコクを出したい。後、具材の処理、投入タイミングがまだまだ甘いのが分かったので、次回は修正していきたいっ!野菜はゴボウ、レンコン、ナスあたりも追加したいなぁ。下処理で素揚げした方が絶対おいしいねコレ。 pic.twitter.com/ceQ20MJbVH
— fan114 (@fan114) April 15, 2017
ここまで、カレーにナスを入れるタイミングや切り方のコツについて、お伝えしてきました。
しかし実は、
素揚げしたなすを使うと、カレーに入れるタイミングは非常にシンプルになります。
具体的にどういうことかと言うと、
- まず、なすをそのまま食べられる程度まで素揚げする。
そして、素揚げしたなすを
- 完成したカレーの鍋にそのまま入れる。
- または、小さく切って、カレーのトッピングにする。
この方法であれば、
カレーにナスを入れるのは最後ですから、タイミングを気にする必要がなくなります。
なすの素揚げは見た目にも彩りが増しますので、この方法もおススメです。
【まとめ】カレーにナスを入れるベストタイミングは?煮崩れしないための切り方も!【カレーの種類で違う】
「カレーにナスを入れるタイミングと煮崩れしない切り方のコツ」について、お伝えしてきました。
煮込み系カレーと、炒め系カレーで少し違いがあります。
【煮込み系カレー】
- タイミング:カレーのルーを入れる直前、または、カレーが出来上がる寸前。
- 切り方:茄子の皮を剥かずに、3cmくらいの輪切りなど厚めに切る。
- ポイント:煮込み過ぎない!(5分程度)
【炒め系カレー】
- タイミング:肉や玉ねぎなど他の食材を炒めた後、ナスは最後に。
- 切り方:他の食材と同じくらい、1cmの角切りが良い。
- ポイント:強火でサッと炒める!
【なすの素揚げの場合】
- 完成したカレーの鍋にそのまま入れる、または、食べる直前にトッピングにする。
- 素揚げしたなすは見た目の彩りもGood!
暑い夏も寒い冬も、おいしいカレーが食卓を彩ります。
特にトマトやナスなどの夏野菜とカレーの相性は抜群です。
ナスを入れた夏野菜カレーを食べてスタミナをつけて、暑い夏を乗り切りましょう!
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