電気ストーブの良いところは付けたらすぐに暖かくなること。
価格も手ごろで、コンセントに差し込めばすぐに使えます。
広い部屋全体を暖めるのは不向きですが、4.5畳や6畳ほどの部屋は温まります。
ですが、心配なのが乾燥・・・。
部屋を暖めると湿度が下がり部屋の空気が乾燥します。
部屋が乾燥すると肌はカサカサ、喉はガラガラ、そしてインフルエンザの心配もありますね。
ただ、電気ストーブなら部屋の空気は乾燥しないような気がしませんか?
そこで、電気ストーブなら部屋の乾燥はしないのか?そして、部屋の空気が乾燥する理由や乾燥対策について調べてみました。
電気ストーブで部屋の空気が乾燥する理由は?暖房器具の種類が違えば乾燥しない?
さて、電気ストーブを使用した場合、部屋の空気は乾燥しないのでしょうか?
結論から言えば、エアコンと同様に乾燥します。
では、なぜ電気ストーブを使用すると部屋の空気が乾燥してしまうのでしょうか?
石油ファンヒーターや石油ストーブは燃料を燃焼させるためその時に水蒸気(水)が発生します。
そのため、温度が上がっても湿度も上がるため乾燥することはありません。
ところが、電気ストーブの場合は、熱源が電気のため燃やすものがなく、水蒸気が発生しません。
そうなると温度が上がると相対的に湿度が下がり部屋の中は乾燥してしまうのです。
石油ファンヒーターや石油ストーブの方がいい?
乾燥することを考えると石油ファンヒーターや石油ストーブの方がいいように思われます。
しかし、デメリットも当然あるのです。
水蒸気が発生すると窓ガラスや部屋の隅、押し入れなどの温度の低い場所に結露してカビやダニの発生原因となります。
また、燃焼する時に水蒸気以外に一酸化炭素が発生します。
長時間使用していると部屋の中の空気中の一酸化炭素が増え一酸化炭素中毒の心配もあります。
そのため、定期的に換気が必要となります。
灯油を燃やすため臭いも気になります。
灯油が危ないと言う理由で使えないマンションもあります。
電気ストーブのメリットとデメリットは?
そう考えると電気ストーブは臭いもしないし、空気も汚さない。
燃料を補充する必要もありません。
電気ストーブは乾燥というデメリットがありますが、それ以外にもメリットデメリットがあります。
以下、電気ストーブの種類ごとに端的にご紹介します。
どれもメリットデメリットがありますので、特性をよくみて自分にあった暖房器具を選んでみてください。
■ハロゲンヒーター
→ 部屋を暖めるのは不向きですが、ピンポイントで温めることができます。
■カーボンヒーター(遠赤外線ヒーター)
→ 広い空間を暖めるには不向きですが、人の体全体を温めるには適しています。
■グラファイトヒーター
→ カーボンヒーターよりも遠赤外線の放出量が多いので温かさをより一層感じます。
■パネルヒーター
→ 部屋全体を暖めることに効果的です。
■セラミックヒーター
→ 電熱部にファンを送風して暖める暖房器具で部屋もすぐに温まりますが、空気中のハウスダストやほこりを舞い上げてしまいます。
電気ストーブで空気が乾燥しないための乾燥対策3つと注意点とは?
電気ストーブの種類ごとにメリットとデメリットを紹介しました。
では、電気ストーブを使ったときに、部屋の空気を乾燥させないためには乾燥対策が必要です。
乾燥しないためにどうしたらよいでしょうか?
以下に乾燥対策とその注意点をご紹介します。
加湿器を併用する
一番良い方法は、電気ストーブをつけた時に加湿器を一緒に併用することです!
ですが、部屋の中に電気ストーブと加湿器を置くと手狭になってしまいます。
それに、両方使用すると電気代も気になりますよね。
出来れば電気代を使わず、部屋が狭くならない方法で加湿をしたいと思いませんか?
タオルを濡らして部屋の中にかける
その場合は、加湿器の代用としてタオルを濡らして部屋の中にかけます。
もしくは、冬は洗濯物が乾きにくいので電気ストーブを使っている時に室内に洗濯ものを干すことも良いです。
そうすれば、部屋の湿度も保ちながら、洗濯物も乾きます。
入浴後の浴室のドアを開けておく
他にも入浴後、お湯を流した後に浴室のドアを開けておくと湿度を保てます。
湿度が部屋へ移動するので浴室がはやく乾燥してお勧めです。
注意点
ただし、ここで注意ですが、あれもこれも全部行うと部屋の中の湿度が上がりすぎてカビ発生の原因となってしまいます。
洗濯をしない日は浴室のドアを開けるなど、自分の生活パターンに合わせて加湿対策が出来るといいですね。
湿度を上げ過ぎないように気を付けて下さい。
まとめ
・電気ストーブを使用した場合、部屋の空気は乾燥してしまう。
・理由は、電気ストーブの熱源が電気のため燃やすものがなく、水蒸気が発生しないため。
・電気ストーブで空気が乾燥しないための乾燥対策は3つ(加湿器、濡れタオル、入浴後の浴室を開けておく)
電気ストーブには温度調節機能やタイマー機能があるものであれば電気代も節約できます。
転倒すると電源が消える機能もあり安全対策も出来ています。
乾燥対策さえできれば、とても便利な暖房器具だと言えます。
自分の目的に合わせた電気ストーブを選んで、寒い冬を快適に過ごしてくださいね。
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