エアコンから何やら水が漏れている…!?単に結露しているだけかな…。
でも、修理しようとすると業者を呼んだりして大変そうだし、とりあえず今のところエアコンは普通に動いているし、まあ、いいか…。
いや、でもエアコンの水漏れを放置しておくと、何かもっと良くない事態になってしまうんじゃないか…?
そこで、本記事は、そんな心配を持っている方に向けて、
エアコンの水漏れを放置して、そのまま使い続けるとどうなるのか?
について、いくつかのケースに分けてわかりやすくお伝えします!
エアコンの水漏れを放置して使い続けると問題あり?
エアコンから水漏れしていても、とりあえず、普通通りに使えている。
このような時は、とりあえず水漏れは放置して使い続けることは問題ないのでしょうか?
結論から言いますと、そのまま使い続けることはNGです。
なぜなら、エアコンの水漏れは、水漏れが起きてしまう原因自体も問題ですが、漏れた水によって、例としてこのようなトラブルが二次災害的に起きてしまうからです。
- エアコン自体の故障がより深刻に
- 壁や床の染み、カビ、劣化。最悪腐食の可能性
- 漏電から火災の危険性
ひとつひとつ見ていきましょう。
水漏れの原因はエアコンの故障かも
そもそもエアコンからの水漏れが起きる、ということは異常な状態です。
つまり、水漏れの原因はエアコンが故障しているからかも知れないのです。
これを放置して、そのまま使うのが良くないのは何となく分かりますね。
今は、水漏れとして軽い故障症状なのかも知れませんが、それがもっと大きな故障症状に繋がってしまうかも知れません。
それによってエアコンが壊れてしまったら最悪です。
水漏れを放置すると壁や床が劣化する
エアコンの水漏れを放置すると壁が床が濡れて汚れます。
濡れて汚れるだけならまだ掃除すればいいのですが、この状態が長く続くと、
壁紙や床にシミが残ったり、カビが生えたり、最悪、壁や床の内部が腐ります。
湿気はカビの大好物です。
また、水漏れの位置によっては、水が壁の中や床の隙間に入り込んでしまい、今は何もなくても将来的に腐食の原因にもなりかねません。
水漏れが漏電と火災の原因にもなり得る
もしエアコンからの水漏れが電気系統の部分に触れてしまうと大変です。
漏れた水が何かを伝って100Vのコンセントまで到達してしまったりすると、漏電したり、電流がショートしてブレーカーが飛びます。
ブレーカーが飛ぶだけならまだしも、電流ショートした際の火花で埃等に着火し、最悪、火災の原因になってしまう可能性もあります。
エアコンの水漏れを放置すると修理費用が嵩む!賃貸も同様
ここまで、エアコンの水漏れを放置して起こり得る3つのケースを見てきました。
- エアコン自体が本当に壊れるかも
- 壁や床が劣化する。最悪、腐食する
- 漏電や火災の原因になる
これらのどの場合であっても、対応には多額の修理費用がかかります。
※火災は費用の問題ではなく、絶対に起こってはいけない事故です。
もし、賃貸物件の場合は、エアコンの水漏れ等の異常を見つけたら、すぐに管理会社や大家さんに連絡しましょう。
エアコン自体の修理費用は、貸主である管理会社や大家さんの負担になります。
しかし、エアコンの水漏れを放置したことによる壁や床の劣化などは、借り手の責任です。
この場合は、壁紙やフローリングの貼り替えなど費用は借り手が負担することになってしまいます。
貸主には修繕義務がありますので、備え付けエアコンの修繕費用は、貸主がその負担義務を負い、エアコンの水漏れによる壁の補修も貸主の負担となるのが原則です。(民法606条1項)
しかし、借主には「貸借物が修繕を要するときは、遅滞なくその旨を貸主に通知しなければならない」(民法615条)とする通知義務が課されています。
(中略)それを放置し、被害が拡大した場合、借主には保管(善管注意)義務違反(民法400条)の問題が生じます。
引用:藤ホーム地所株式会社HP より
まとめ:エアコンの水漏れの放置は良くない!
以上の内容を簡単にまとめます。
【エアコンの水漏れは放置して使い続けるのは大丈夫?】
- そのまま放置して使い続けるのはNG!
- より深刻なエアコンの故障、壁や床の染みや腐食、漏電や火災に繋がる可能性
- エアコンの水漏れを放置するとかえって多額の修理費用がかかる可能性
- 賃貸物件の場合は、管理会社や大家さんへまず連絡
そのまま使い続けることによって、その場は何となくやり過ごせますが、やはり放置しておくのは良くない、ということですね。
エアコンの水漏れを見つけたら、早急に対処しましょう!
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