エアコンの水漏れが直らない!応急処置の簡単な直し方3選!

エアコンの水漏れは放置して使用し続けてはいけません。

(関連記事:エアコンの水漏れを放置して使い続けても大丈夫?

しかし、エアコンの水漏れはどのように直したらいいのか?が分かりません。

専門業者に連絡して直してもらうのが確実ですが、それでは時間がかかりすぎてしまいます。

何とか自分でできる応急処置や直し方があるのなら、それは早めにしておきたいところです。

そこで、エアコンの水漏れがどうしても直らない時の応急処置を3点ご紹介します!

それでも直らない時は専門業者へ連絡を!

まずは本記事を参考に、対処してみてください!

広告

エアコンの水漏れの直し方は?応急処置で対策できる?

実は、水漏れの原因によっては、自分で応急処置として対策することが可能です。

ただし、専門業者に任せた方が良いこともあります。

そこで、まず応急処置として自分で対策できる症状と直し方をお伝えします。

次の3つのポイントをチェックしましょう。

  • ドレンホースのつまり
  • フィルターの汚れ、つまり
  • 送風口のルーバーの角度

どれもそれほど難しいことではありませんので、最低限、応急処置として対応しておきましょう。

ドレンホース(ドレインホース)のつまり

ドレンホース(ドレインホース)のつまり

ドレンホース(ドレインホース)とは、エアコン内部で発生した結露や水滴を室外に排出するためのホースです。

エアコンの水漏れのトラブルのほとんどが、このドレンホース(ドレインホース)のつまりが原因と言われています。

ここが詰まっていると、結露や水滴が室外に排出できないので、当然、室内に漏れてきてしまいます。

応急処置としては、ドレンホースのつまりを取り除くことです。

ドレンホースのつまりの原因としては、次のようなことが挙げられます。

  1. ドレンホースが室外の荷物で押しつぶされてしまっている。
  2. ドレンホースの排出口の先端が地面について、土などに埋まってしまっている。
  3. ドレンホースが曲がっていて、排出口の先端が上を向いてしまっている。
  4. ドレンホースの内部がゴミや埃などの汚れで詰まっている。

1~3はどれも設置環境の問題ですので、室外へ出ているドレンホース周りの環境を見直してみましょう。

4はドレンポンプ(ドレン用サクションポンプ)という便利なアイテムがあります。

これを使って、ドレンホース内のつまりを吸い出すことにより、詰まりを解決しましょう。

※掃除機でも代用は可能ですが、ドレンホースの中の水が掃除機内部に入ってしまう恐れがあるのでおススメしません。

フィルターの目の詰まりや汚れ

フィルターの汚れ、目の詰まり

エアコンは室内の空気をエアコン内に取り入れて冷却し、送風口から吐き出します。

エアコン内部に埃が入らないように、エアコンには必ずフィルターがついていますね。

使用環境や長期間の使用によって、フィルターの目が汚れや埃で詰まってきます。

そうすると、エアコンが室内の空気を上手く取り入れられなくなるため、室温検知に狂いが生じてしまい、エアコンが過剰に空気を冷やそうとします。

すると、

エアコン内部で結露が生じやすくなり、場合によっては、結露がついた埃がフィルターから落ちてきて、風と共に送風口から出てくることもあります。

対策としては、フィルターを掃除しておくことです。

ほとんどのエアコンはフィルターは定期的に清掃することが推奨されているはずです。

取扱説明書にしたがって、フィルターを掃除しましょう。

送風口のルーバー角度

送風口のルーバー角度

エアコンの送風口から出てくる風の向きを調節するルーバーにはエアコン内部からの冷たい空気が当たります。

そのため、ルーバー表面が結露して、その水滴が風に乗って吹き出してくることもあります。

室内の湿度が高く、エアコンを稼働し始めた時に起きやすい症状で、異常ではありません。

この場合は、エアコンから出てくる風とルーバーの空気抵抗を和らげるように、ルーバーの角度を調整しましょう。

エアコンの風はたいてい床と平行に吹き出しており、ルーバーで下向きに風を送るよう調整されています。

したがって、送風口のルーバーの角度を床とできるだけ平行になるよう調整すれば、結露を防ぐことができます。

また、エアコンが稼働し、湿度が下がってくれば結露は自然と収まるものです。

しばらくしたらお好みの角度に調整し直せば良いでしょう。

広告

エアコンの水漏れがそれでも直らない時は専門業者に依頼!

やはり自分でできる応急処置や対策には限界があります。

エアコンの水漏れとして次のような原因が確認できたり、疑われる場合には、早急に専門業者に対応してもらいましょう。

  • アルミフィン(熱交換器)に埃や汚れが溜まっていて、水滴が結露している場合
  • ドレンホースへの排水経路に異常がある場合

専門業者と言っても、まずどこへ連絡すればいいのかよく分かりませんね。

そこで、

  • 専門業者はまずどこへ連絡すればいいのか?

も合わせてお伝えします。

素人がへたにいじって症状を悪化させてしまったら本末転倒ですから…。

アルミフィン(熱交換器)に埃や汚れが溜まっている

アルミフィン(熱交換器)に埃や汚れが溜まっている

アルミフィンとは、フィルターの下にあり、エアコンが取り込んだ空気を冷却する場所です。

フィルターを取り外すと確認できます。

アルミのフィン(羽上の切れ込み)が張り巡らされており、ここに、フィルターを通り抜けてしまった細かい埃等が溜まってしまうことがあります。

この埃に結露した水滴が溜まり、埃と共に送風口から出てきたり、後述するドレンホースへの排水経路を塞いだりしてしまう原因になります。

ただし、アルミフィンは非常に繊細な造りになっていて、フィルターと違い取り外しはできません。

埃や汚れが溜まっているからと言って素人が掃除機等で吸い出そうとすると、フィン構造を壊してしまうかも知れません。

ここが壊れてしまうと、空気を冷却する場所ですから、エアコンの効きが悪くなってしまいます。

また、ホームセンターにはエアコン内部(アルミフィン)の掃除用スプレーが売っていますが、これも素人がヘタに使うことは止めた方が良いです。

なぜなら、スプレーの洗浄成分がアルミフィン以外の部分の電気系統部品に付着して、エアコンを故障させてしまうこともあるからです。

・ エアフィルターをはずした本体内部 ( アルミフィン部分など ) は、お客様でお手入れすることができません。
汚れが気になる場合など内部洗浄が必要な場合は、お買い上げの販売店または当社にご依頼ください。

市販の洗浄スプレーについて

市販の洗浄スプレーは、ご使用しないでください。
エアコン内部の洗浄は高い専門知識が必要です。 誤った方法で洗浄をすると、部品の破損による水漏れや 電気部品の故障などを引き起こし、 最悪の場合は発煙発火につながるおそれがあります。
 

画像引用:ダイキンHP エアコンのお手入れについて より

ドレンホースへの排水経路に異常がある

ドレンホースへの排水経路に異常がある

ドレンホースはエアコン内部で発生した結露や水滴を室外へ排出するためのホースであることは、すでにお伝えしました。

しかし、ドレンホース自体に異常がなくても、

ドレンホースへの排水経路までに異常がある場合、本来、室外へ排出されるための水分が行き場を失い、室内で水漏れが発生します。

この原因としては、

  • エアコン内部のドレンへの排水経路(ドレンパン)にゴミが溜まっている
  • 排水経路とドレンホースへの接合部にズレや亀裂がある

などが考えられます。

どちらもエアコン内部の構造や施工処理の部分になります。

ドレンパンは2か所あり、エアコンのカバーを開けただけで目視で確認できる位置と、エアコンを壁から取り外さないと確認できない位置にもあります。

そのため、下手にいじってしまうとエアコンを壊してしまうかも知れませんし、症状を悪化させることにもなりかねません。

エアコン修理の専門業者はどこへ連絡したらいいのか?

これまで見てきたような症状の場合は、迷わず専門業者へ修理依頼をしましょう。

どこへ連絡すればいいのか、と言えば、

まずはエアコンの製造メーカーのサービスセンターに連絡しましょう。

なぜなら、エアコンの製造メーカーはお持ちのエアコンの不具合症状を熟知しているからです。

  • エアコン自体の不具合なのか?
  • 掃除などのお手入れで解決できそうな問題なのか?
  • エアコンの取り付けなど施工の問題なのか?

これらを判断し、対応できるからです。

まずは、症状をしっかりと伝えて、どのような対応が必要かアドバイスをもらいましょう。

その上で、必要であれば修理費用を見積もってもらうと良いでしょう。

広告

まとめ:エアコンの水漏れが直らない時はまずは応急処置を!

【エアコンの水漏れが直らない時の応急処置や直し方は?】

  • ドレンホースのつまりを直す
  • フィルターの汚れ、目詰まりを掃除する
  • 送風口のルーバーの角度を調整して結露しにくくする

【専門業者に任せた方がよい症状は?】

  • ドレンへの排水経路(ドレンパン)にゴミが溜まっている
  • 排水経路とドレンホースへの接合部にズレや亀裂がある
  • まずはエアコンの製造メーカーのサービスセンターに連絡

原因がよく分からない場合は、思い切ってエアコン業者に連絡してしまいましょう。

修理代などで多少の出費は覚悟しなければなりませんが、早い段階で処置しておけば数千円~2万円程度で収まるようです。

快適な生活を送るためには、この方がかえって安い出費かも知れません。

広告

コメント

広告
タイトルとURLをコピーしました