孫の手と言えば、手の形の反対側にはゴルフボールがついているイメージがありますよね。
私も昔、実家にあった孫の手にもついていた記憶があります。
最近見かけなくなった気もしますが、「なぜゴルフボールがついているのか?」「なんのためについているのか?」その理由を知らない人も多いのではないでしょうか。
そもそも、なぜ「孫の手」と言うのか「孫の手(子どもの手)のようだからかな?」という由来を想像していませんか。
今回まとめていく中で、「孫の手」の意外な由来が出てきたので紹介いたしますね。
孫の手にゴルフボールがついているのはなぜ?他のボールじゃダメなの?
孫の手についているボールは、実は本物のゴルフボールではなかったんです!
ゴルフボールに類似したゴム製のアタッチメントなんです。
なので、触ってみると本物よりも弾力がありますよ。
このゴルフボールは、肩をたたいたり、腰やツボを刺激するためについているものなので、たたいても痛くないように、逆に気持ちよく感じるように弾力のあるゴムで出来ているようです。
考えてみると本物は硬すぎて痛いのかもしれないですね。
そして、子どもの握りこぶしくらいの大きさで肩をたたいたりするのに、ちょうど良い大きさだったのがゴルフボールサイズだったようです。
確かに少し大きめのテニスボールなどだとツボを刺激したりしにくいですよね。
大きければいいというものではないようです。
ゴルフボールがついていない孫の手?
また、何もついていなかったり、ゴルフボールの代わりにローラーがついているタイプもあるようです。
材質も木や竹だけでなく、金属製やプラスチック製のものもあり、100均で売っているものから高級品まで様々な種類があるようです。
持ち運びもできるように、折りたたみタイプや伸縮性のあるものもあり携帯するのに便利です。
孫の手が「孫の手」と呼ばれるようになった由来は?
「孫の手(子どもの手)」に大きさや形が似ているからかな?と思っている人も多いのではないでしょうか?
違うんです。
調べてみると全く違った由来がありました。
「孫の手」の由来は、昔の中国の伝説に出てくる「麻姑(まこ)」という仙女が元になっているようです。
この「麻姑」という仙女はとても美しく、鳥のように爪を長く伸ばしていたそうです。
これを見て「麻姑の爪で背中を掻いてもらえたら気持ちいいだろうな」という思いから「麻姑(まこ)の手」と言われるようになり、それが訛って「孫の手」になったようです。
世界の孫の手!背中の痒い所をかきたいは世界共通
まさか中国の仙女の名前からという意外な由来があって、私はびっくりしました。
とはいえ、やっぱり大きさなどは祖父母から見た「孫の手」に似ているので、ただ訛っただけという訳ではないような気もしますね。
そして、孫の手は日本や中国だけではなく世界に昔からあるようです!
ヨーロッパでは昔、象牙や銀などで装飾された高価な物が使われていたようですし、アメリカでは「バックスクラッチャー」と呼ばれて使われているようです。
「背中が痒い」「手が届かない」という悩みは今も昔も世界共通だったんですね。
まとめ
「孫の手」についているゴルフボールは、本物ではなくゴムで出来たアタッチメントでした。
言われてみると弾力があり、肩をたたいたり、ツボを刺激すると気持ちいいですよね。
そして、程よい大きさだったのがゴルフボールサイズだったようです。
また「孫の手」の由来は中国の「麻姑(まこ)」という爪の長い仙女の名前が、いつの間にか「孫(まご)」に訛ったようです。
由来が分かっても日本人の私たちには「孫」の手の方がしっくりくる気もしますよね。
そして「孫の手」と同じようなものが昔から世界中で使われているようです。
みんな「痒いところの手が届かない」というのは同じなんですね。
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