残暑見舞いとは、暑さの厳しい夏にお世話になった人や友人らへ近況報告をしたり、健康を気遣う挨拶状です。
立秋から8月いっぱいまでの時期に送るのがマナーとなっています。
みなさん、残暑見舞いをもらった時に返事を出していますか?
もらったのはいいけどどうしたらいいんだろう・・・、と悩んだことはありませんか?
今回は残暑見舞いの返事の基本やマナーについて紹介します。
残暑見舞いの返事はいつまでに出したらいい?相手に届く時期に要注意!
一般的に、お見舞いはもらってから3日以内に連絡をするというのがマナーです。
残暑見舞いも同じで、もらってから3日以内に連絡をするのが基本です。
ただ、残暑見舞いはハガキで来ることが多く、なかなか3日以内に相手に届くようにするのは難しいように感じます。
ハガキの準備、お見舞い文を書く、ポストに投函するという過程になりますが、
3日間に合わせるとなるともらったその日に準備をしないと難しいですね。
もらったらすぐ返す、というのを念頭に置いて、できるだけ早く返事を出しましょう。
ただし、残暑見舞いの時期は立秋~8月いっぱいまで、とされていますので、この期間内に届くようにすることが大事です。
残暑見舞いに書く文章の順序を紹介しますので、参考にしてください。
1、挨拶文(暑中見舞い申し上げます又は残暑見舞い申し上げます)
2、手紙をもらったことのお礼
3、相手の手紙に書かれていた質問への返答
4、近況報告
5、結びの言葉
6、平成〇年〇月
となります。
残暑見舞いの場合は、最後の日付のところを平成〇年晩夏と書いておくのもいいでしょう。
どうしても返事が遅れて8月中に間に合わない場合は、季節の挨拶として返事を出します。
「秋の気配を感じられるように~」「秋風が肌に心地よい季節となり~」といった季節の挨拶で文章を書きます。
季節の挨拶、近況報告、相手の体調を気遣う言葉が入っていれば問題ないでしょう。
残暑見舞いの返事はメールで出してもいいのか?基本的なマナーを守ろう。
基本的にハガキで来たらハガキで返す、メールで来たらメールで返す、というのがマナーです。
相手から送られてきた媒体で返事を出せば問題ないでしょう。
近年はネットの普及によりメールでの挨拶をすることもありますが、年配の方はメールを嫌う人が多いです。
年配の方でなくとも、ハガキで送ったのにメールで返ってきたらあまりいい気はしないでしょう。
今はメールがかなり普及していますので、メールで返信する場合の基本的なマナーをまとめておきます。
■返信するときは新規作成で送る
一般的にメールで返信で送ると件名の頭にRe:とついてしましますね。
なんだか誠意を感じられないですよね・・・。
メールをもらったらすぐに返信することが大事とされていますが、ここは落ち着いて新規作成で送りましょう。
■件名に自分の名前を入れてスルーされないようにする。
件名がないと、何のメールなのかわかりません。
一目で何のメールかわかるようにしてスルーされないようにしましょう。
「××より 残暑見舞い」や「残暑お見舞い申し上げます ××より」とかいておけば問題ないでしょう。
■返信する時期が暑中見舞いなのか残暑見舞いなのか確認する。
このルールはハガキでもメールでも変わりないので、返信を書く前に時期を確認してからメールを作成しましょう。
暑中見舞いと残暑見舞いの違いは?返事はどちらで出したらいいか?
残暑見舞いと似たもので、暑中見舞いというものがあります。
実はこの2つは、送る時期により挨拶状の季節が違うだけなのです。
・暑中見舞いは7月~立秋前に送るもの(立秋は8月7~8日頃)
・残暑見舞いは立秋~8月いっぱい
となります。
暑中見舞いは夏の挨拶、残暑見舞いは秋の挨拶なのでどちらも暑い夏の時期に送るのですが、暦上は季節が異なります。
ですが、もらった時期が立秋に近い場合、返事は暑中見舞いで出すべきか、残暑見舞いで出すべきか迷ってしまいますね。
そのような場合は、もらった時期ではなく、ハガキが相手に届くまでの日にちを計算し、言葉を使い分けて送ります。
大事なのは相手に届く時期がいつか?です。
・立秋(8月7~8日頃)より前に相手に届く場合 → 暑中見舞い
・立秋(8月7~8日頃)より後に相手に届く場合(ただし8月中) → 残暑見舞い
となりますので、覚えておきましょう。
まとめ
・残暑見舞いの返事は3日以内に返すのが基本。
・返事を送るときはハガキが相手に届く時期を計算して挨拶文を書く。
・相手から送られてきた媒体で返事をする。
・暑中見舞いと残暑見舞いの違いは、送る時期により挨拶状の季節が違うだけ。
関連記事:残暑見舞いとは?意味と期間、挨拶状の書き方は?贈り物やギフトのおすすめと相場
いかがでしたか。
一番やってはいけないことは相手から送られてきたものに返事をしないということです。
考えてみれば当たり前のことなのですが、はじめてのことだとどうしても戸惑ってしまいますね。
返事をする、というのは、相手と良いお付き合いを続けていくための大切なやり取りです。
相手の誠心誠意に答えられるよう、失礼のない返事ができるといいですね。
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