「布団のダニをなんとかしたい!」と思っている人たくさんいますよね。
ダニは高温多湿のこれからの季節に活発に増殖を始めます。
布団には数十万匹のダニが生息しているって知っていましたか?
その布団の中のダニがどんどん増殖するなんて、そしてそんな布団で眠るなんて考えたくもありません・・・。
ダニは「天日干し」をしても死なない生命力があり、そして、干した時に布団をたたくとダニの死骸を吸い込んでしまってアレルギーになってしまう可能性まであるのですよ。
厄介極まりないですね。
帰宅したら清潔な布団でぐっすり眠りたいあなたに、ダニを退治する方法をお伝えします。
布団のダニは洗濯で退治できるのか?洗濯機と乾燥機があれば本当に大丈夫?
ダニは天日干しをしても布団の奥に逃げてしまい、あまり効果がありません。
では、天日干しがダメなら洗濯をして洗い流してみた場合はどうでしょうか?
洗濯をするとダニの死骸や糞を取り除くことが出来ます。
これはこれでかなり効果的です。
ところが、ここで取り除けるのは死骸や糞。
ダニ本体はどうなると思いますか?
実は、ダニは水には強く洗濯中も布団の中で生きているので、洗うだけでは退治することができないのです。
日本に普通に生息しているダニはコナヒョウダニといいます。
このコナヒョウダニ、「洗濯水の中で1週間以上生きていられる」のだそうです。
なんという生命力・・・。
洗って干しても生きているなんて、ありえませんね・・・。
そこで!
天日干しがダメなら乾燥機の登場です。
コインランドリーで布団を乾燥させればどうでしょうか?
ここまですれば、ようやく退治することが可能です。
(ただし、電気毛布はコインランドリーはダメです。
関連記事:電気毛布の洗濯方法は?コネクタ部分の取り扱い、ドラム式には要注意!)
ところが布団だけ綺麗になっても家中のいろいろな場所に生息しているため時間が経てば、ダニはまた集まってきてしまいます。
憎たらしいですね・・・。
頻繁にコインランドリーで布団を綺麗にするとなると、休日が布団掃除で終わってしまいます。
また、布団を持ってコインランドリーって、結構大変ですし、大きな布団ならなおさらですよね。
洗濯以外で布団のダニを除去する方法は?ダニを退治するために大事な2つのこと。
では、コインランドリー以外で外へ持ち出さないでどうやったらダニを退治できるのでしょうか?
ダニを退治するために必要なポイントは2つ。
「熱」と「吸引」です。
50℃以上の熱をかけるとダニは死滅させることができます。
死滅させ掃除機で吸い取る方法が一番効果的です。
自宅でも出来る方法と言えば、布団乾燥機・ホットカーペットなどの家電製品がメジャーですが、実はアイロンでもダニを撃退することが出来るのです。
では、方法をご紹介します。
1、布団を引いて部屋を1時間ほど暗くします。
→ 部屋を暗くすることによってダニは表面に出てきます。
2、軽く絞った濡れタオルをあて布にしてアイロンを当てる。
→ 布団にアイロンを長時間あてると布地が焦げたり変色してしまいます。
布団の生地を傷めないためにあて布を使いましょう。
アイロンは布団の洗濯表示に記載してある温度に設定してスチームにして布団にあてます。
布団にアイロンを押し当てるのではなくスチームを当てるようにしましょう。
当てる時間は5秒ほど大丈夫です。
3、掃除機をかける。
→ アイロンをかけたことによって死滅したダニの死骸や糞を取り除くために掃除機をかけます。
ここでコツがあります。掃除機のヘッドを布団掃除機用に交換すると掃除機が布団に絡みつかず掃除することができますよ!
布団掃除機用のヘッドはたたき出して吸い込むので、とても効果的です。
掃除機はゆっくりとかけましょう。
これで布団乾燥機やホットカーペットと同じ働きが出来るようになりますよ。
布団乾燥機やホットカーペットを使用した場合は、最後に掃除機をかけることを忘れないでくださいね。
冒頭にも書きましたが、ダニの死骸を吸い込んでしまうとアレルギーになってしまう可能性もあるので、最後の掃除機が大事です。
布団用掃除機はこちらが有名ですね。
布団のダニによる症状の特徴とかゆみの対処方法は、こちらの記事も参考にしてください。
関連記事:布団のダニに刺される?こんな症状があったら要注意。かゆみの対処方法も紹介
まとめ
・ダニは洗濯機で洗うだけでは、取り除くことはできない。
・コインランドリーなどで布団を乾燥機にかければ、ようやく退治することができる。
・しかし、すぐにまた増えてしまう。
・本当にダニを退治するために必要なポイントは「熱」と「吸引」。
・布団乾燥機・ホットカーペットなどで「熱」で退治し、掃除機で「吸引」する。
・アイロンでも代用可能。
ダニが卵から成虫になるまでに1週間から2週間かかると言われています。
布団の掃除は1週間に1度のペースで行うと、健康被害から守ることができます。
でも、毎週アイロンを当てるなんて面倒ですよね。
その場合は、ダニ対策をした後にダニ退治シートを敷いておくと良いですよ。
効果は3か月程のものが多いので、今の季節にきちんと布団の手入れをして、そのあとにダニ退治シートを敷いておけば夏の間は予防できると思います。
そして布団だけでなく、部屋もこまめに掃除をして家全体でダニを増やさないことが大切ですね。
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