体操の内村航平選手のスポンサー企業であるリンガーハットが、内村選手とのスポンサー契約を終了したことが大きな話題になっています。
コナミを退社してプロへ転向した内村選手にとって、スポンサー企業がなくなってしまうのは非常に苦しいことが想像されます。
しかし、内村選手の今後の所属先となる新しいスポンサーとなる企業はどのような企業、会社になるのでしょうか?
内村選手とのスポンサー企業の特徴を調べて考察してみました。
是非ご覧ください。
リンガーハットが内村航平選手とのスポンサー契約を解除
リンガーハットが内村航平選手とのスポンサー契約を解除した、と1月12日に発表されました。
解除にあたって、リンガーハットはどのようなメッセージを出しているのでしょうか?
株式会社リンガーハット(本社:品川区大崎、代表取締役社長兼CEO:佐々野諸延)は、2017年3月1日に締結したプロ体操選手・内村航平選手との所属契約につきまして、コロナ禍における想定をはるかに上回る業績悪化により、苦渋の決断ながら、2020年12月31日をもって継続を断念したことをお知らせいたします。
2017年3月にスポンサー契約を締結した当時には、契約期間は5年間となっていました。
しかし、2020年12月はまだ3年9カ月しか経っていません。
契約解除の理由は、今でも世間を騒がしているあの感染症による業績悪化、とのことです。
リンガーハットの決算短信によると、
2021年2月期の連結業績予想(2020年3月1日~2021年2月28日)
売上高 334億
当期純利益 -87億(赤字)
という結果になっています。
さすがに大赤字だったようです…。
このような経営状態の中、内村選手のスポンサーを続けることが難しくなってしまったのは、仕方のないことかも知れません。
内村航平選手の新しい所属先となるスポンサー企業はどこ?
では、リンガーハットがスポンサー契約を解除してしまった後、内村航平選手と新しいスポンサー契約を結ぶ企業はどのような会社になるのでしょうか?
1月12日現在ではまだ正式に発表されていませんが、どのような企業がスポンサーになるのか、いくつかのヒントになる情報がありますので、ご紹介します。
JOCのスポンサー企業とバッティングしない業種
内村航平選手は2009年からJOCとシンボルアスリート契約を結んでいるため、新しい所属先となる企業は、JOCのスポンサー企業とバッティングしない業種に限られることになります。
JOCのシンボルアスリート契約とは、
実力、知名度、将来性などを踏まえ、本会が選考するトップアスリートであり、唯一無二のシンボル的存在として、本会のオリンピック・ムーブメント推進事業及びマーケティング活動に協力するアスリートです。
となっており、JOCの活動に協力するアスリートのことです。
シンボルアスリートになると、JOCに肖像権を預ける代わりに最大で年間約2000万円の協力金が得られるようです。
この協力金の資金源となっているのが、JOCのスポンサー企業になるわけですので、これらの企業の業種と被ってしまうと困るわけです。
仮に、ある企業が内村選手とスポンサー契約を結んだとして、その後内村選手が活躍すると、テレビやメディアには大々的にそのスポンサー企業の名前やロゴが露出します。
その企業がJOCのスポンサー企業とライバル関係だったとすると、JOCのスポンサー企業からすると面白くありませんね。
ちなみに、JOCのスポンサー企業とはこのような企業です。
内村選手の契約継続「断念」について。
【矢内由美子さんのコメント】16年リオデジャネイロ五輪で2冠に輝き、同年12月に日本初のプロ体操選手として独立した内村航平選手は、09年からJOCとシンボルアスリート契…#Yahooニュースのコメント https://t.co/ctcTAB95BA
— ばてぃCo.,Ltd. (@vertigo0606) January 12, 2021
リンガーハットと同じ外食、レストランを運営する飲食業
JOCのスポンサー企業には非常に広い業種が含まれています。
そうなると、内村航平選手が次に新しい所属先を見つけるとしたら、どんな業種になるのでしょうか?
その可能性の一つとして、外食、レストランを運営する飲食業が挙げられます。
なぜなら、リンガーハットがスポンサー契約を結んでいた、からです。
確かにJOCのスポンサー企業を見てみると、外食、レストランを直接運営しているような企業が見当たりません。
スポーツ選手のスポンサーとしてイメージできるのは、レスリングの選手が良くCMなどに出演しているセキュリティ関係の企業などでしょうか。
そういえば飲食業は見かけるイメージがありませんね。
何か業界構造的な理由があるのかも知れません。
内村航平選手の生い立ちにゆかりのある企業
内村航平選手はリンガーハットに所属する際、他にもいくつかの企業のオファーを受けていたそうです。
そのような中、リンガーハットに決めた理由は何だったのでしょうか?
それは、リンガーハットが、内村選手と同じ長崎出身の企業だったからです。
内村選手は「リンガーハットさんとは、同じ長崎出身ということで縁があり、そこが一番、心に響いた。長崎から全国へ体操を発信できることがうれしい」と述べた。
引用:流通ニュース
つまり、内村選手の今後のスポンサー企業としての要素の一つとして挙げられることとして、内村選手の生い立ちと何らかのゆかりのある企業という可能性があると考えられます。
リンガーハットに所属先を決めたという内村選手の人間味が感じられるエピソードですね。
内村選手は当初大企業からオファーが来ていたのにもかかわらず、故郷長崎の飲食店(リンガーハット)と契約したというエピソードをヤフコメで知りました。
リンガーハットさんも内村航平さんも頑張って欲しいです
— Muraki (@aBrkWbBDOLSrYqc) January 12, 2021
【まとめ】内村航平選手の今後の新しい所属先の企業はどこ?【いくつかの条件から絞られる!】
リンガーハットの所属契約が終了となってしまった内村航平選手。
今後の新しい所属先企業はいくつかの条件に絞られることを述べてきました。
・JOCのスポンサー企業とバッティングしない業種(内村選手がJOCのシンボルアスリートのため)
・リンガーハットと同じような外食、レストランを運営する飲食業(実際に、最近まで所属していた実績から)
・内村選手の生い立ちにゆかりのある企業(リンガーハット所属の経緯から)
東京オリンピックの開催に関して、「できない理由よりも、どうやったらできるようになるのか考えたい」との趣旨の発言をした内村航平選手。
このように前向きで挑戦心の溢れる精神の持ち主であり、まだまだアスリートとしても先がある内村選手だからこそ、彼をサポートするような素晴らしい所属先が見つかることを願っています。
コメント