2020年9月16日に発足した菅内閣。
その中で、デジタル改革担当、IT政策担当、マイナンバー制度担当大臣に就任した平井卓也(たくや)氏です。
今までのIT政策関連の大臣はUSBジャックを犯罪行為と勘違いしていたりと、その人選にはやや疑問がありました。
そのような中で、今回就任した平井卓也大臣とはどのような経歴をもった、どのような人なのでしょうか?
今度こそ、私たち国民にとって成果を期待できる大臣なのでしょうか?
平井大臣の経歴と就任記者会見の様子についてもご紹介しながら、今後に期待が持てるのかどうか、まとめました。
■平井卓也(たくや)大臣の経歴は?デジタル分野の重責を歴任!
まず、平井卓也(たくや)大臣の経歴をざっと見てみましょう。
- 平井卓也(ひらいたくや)
- 生年月日 昭和33年1月25日
【略歴】
昭和55年3月 上智大学外国語学部英語科卒業
昭和55年4月 電通入社
平成12年6月 第42回衆議院選挙に無所属で出馬、初当選
平成12年12月 自民党入党、香川県第一選挙区支部長に就任
平成21年9月 自民党広報戦略局長・IT戦略特命委員長に就任
平成22年9月 自民党ネットメディア局長に就任
平成25年10月 自民党IT戦略特命委員長に再任
平成28年8月 自民党情報調査局長に就任
平成30年10月 第4次安倍改造内閣にて情報通信技術(IT)政策担当 内閣府特命担当大臣(科学技術・知的財産戦略・クールジャパン戦略・宇宙政策)に就任
令和元年10月 自民党デジタル社会推進特別委員長に就任抜粋:平井卓也氏のHPより
上智大学を卒業してから総合広告代理店の電通に入社しています。
その後、選挙に出馬し当選。
自民党に入党してからIT戦略特命委員長、ネットメディア局長、情報局長などを歴任。
第4次安部内閣では情報通信技術(IT)政策担当 内閣府特命担当大臣に就任しています。
電通はあらゆるメディアを対象に事業を展開していますから、平井大臣はここで、デジタルメディアを含めたIT関連の知識の土台を身に着けたのでしょう。
そして、政治家としての道を歩み始めてからは、IT、通信、ネットメディア、情報といった、デジタル化を推進するための経験を長年積んできています。
ですから、いわば ”デジタル分野のプロ” と言ってもよく、菅内閣政策の目玉である「デジタル庁」創設の立役者にはうってつけの人物で、デジタル改革が大きく進むことが期待できます!
平井卓也デジタル改革担当相の就任記者会見
では、平井大臣が目指すデジタル改革はどのようなものなのでしょうか?
平井卓也大臣の就任時の記者会見では、このように語っています。
いくつか要旨を抜粋します。
『テレワークなどのオンライン化はやればできるという体験を得た。今こそ前へ進めるべき』
『マイナンバーカードはデジタル化社会のパスポートだと思っている。持っててよかったと思えるように、必ずできる。』
『社会全体のDXを進めていく。小さく生んで大きく育てる。』
『デジタル化のプロセスを透明化したい。次の時代を担った働き方、意思決定プロセス、省庁自体が次の時代のシンボルになれるような形をつくっていきたい。』
引用:平井卓也大臣就任会見より
(※DXはデジタルトランスフォーメーションの略「デジタル技術が進化し、人々の生活をより豊かにする」こと)
テレワークが少し浸透してきた現状を捉えつつも、マイナンバーカードなどの問題点を把握しながら、やるべきことをやっていく意思が感じられる、非常に前向きな印象です。
特にデジタル庁の役割について、”次の時代のシンボル”を目指す、と。
この心意気は是非とも現実化して頂きたい!
デジタル化分野の専門家である大臣からこのような発言を聞けて、私としては非常に期待を持っています。
就任会見の様子は下に動画を貼っておいたので、是非見てみて下さい。
平井卓也大臣のTwitterが充実していて面白い!
行政のデジタル化を推進するにあたって、実際に平井卓也大臣もTwitter、Facebook、Youtubeなどのメディアを使いこなしながら活動を進めています。
特にTwitterは毎日のように更新されており、平井大臣自身による解説動画もあります。
見ていて面白いし勉強になりますよ。
「カタカナ多いぞ!」「5年は長いぞ!」にお答えしました。なぜかノイズが入り聞き辛くなってます。ごめんなさい。 #平井卓也 #デジタル庁 https://t.co/8IvDQR9GZc pic.twitter.com/Ia59ca0NB0
— 平井卓也(ひらいたくや) (@hiratakuchan) September 25, 2020
デジタル庁 平井卓也大臣の経歴がすごいぞ!デジタル改革の期待大!【まとめ】
デジタル改革担当、IT政策担当、マイナンバー制度担当大臣に就任した平井卓也氏。
平井大臣は、大手広告代理店の出身でデジタル分野の推進に必要な基礎的な知識を身に着け、政治家になってからは様々なデジタル分野の重責を歴任して経験を積んできました。
デジタル庁という、今までに無かった新しい省庁を創設するにあたって、平井大臣の経歴と経験は強力な推進力となることは間違いないでしょう!
以上、平井卓也大臣の経歴やどんな人なのか、その期待感を紹介してきました。
もし、あなたがデジタル庁創設の意義そのものについて良く分からない場合は、こちらの記事を読んでみて下さい。
【関連記事】デジタル庁とは何か簡単に解説!行政システムのデジタル化のメリットとは?
では。
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