俳句で夏を表現したい。有名な夏の俳句と、夏を表わす代表的な季語を紹介


もうすぐ夏ですね。

楽しい夏休みとともに訪れるのが夏休みの宿題です。

読書感想文や絵日記などいろいろありますが、なかには俳句を書くように指定する学校もあるのでは。

でも、俳句ってどう作ればいいの?どんなルールがあるの?とお悩み中の学生さん。

大丈夫です。

今回、有名な夏の俳句の紹介と「夏」を表現できる季語をお伝えします。

基本をマスターして、お友達に驚かれるような素敵な俳句を目指しましょう。

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有名な夏の俳句をお手本に、俳句で夏を表現してみよう

まず、俳句は5・7・5の17字が基本です。

とはいっても、書きたいことが多すぎて17字をオーバーしてしまったり、そもそもどんな風に書いていいのか分からなかったりしますよね。

そこで、有名な夏の俳句をいくつか紹介します。

ぜひ、夏をテーマにした俳句のお手本にしてみてください。

 

しずかさや 岩にしみ入る せみの声松尾芭蕉
松尾芭蕉の一句です。

教科書でみたことがある、なんて人も多いのでは。

ミンミン鳴いているせみがいるのに、静かなんて矛盾しているような気もしますよね。

岩に沁み込むほどのセミの鳴き声なのか?

セミの鳴き声の中で静寂さを保っている岩の佇まいなのか?いったいどんな場面で何を思って詠んだんだろう、と想像してみるのも楽しいですよ。

ちなみに私は、後者だと思います。

あなたはどちらだと思いますか?

 

夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の中松尾芭蕉
こちらも松尾芭蕉の一句です。

藤原家が繁栄していたこの地に、今や夏草が多い茂っている。

どんなに栄華を誇っても、滅んでしまえば自然に飲み込まれてしまうのです。

何だか、少し哀しい情景が目に浮かびますが、夏草の生命力は今も昔も変わらないのですね。

夢に散ってしまった兵(つわもの)の儚さと夏草という大自然の永遠性が見事なコントラストですね。

 

長持に 春ぞくれ行く 更衣(ころもがえ)井原西鶴
井原西鶴の一句です。

そろそろ学校の制服を半袖に変えようかな、って人もいると思います。

長袖をタンスにしまっていると、春の終わりと夏の始まりを感じさせられますよね。

季節の変わり目って、少し寂しい気持ちにもなるものです。

ですが、同時に新しい季節の始まりでもあります。

衣替えと一緒に、自分の生活も新しい出発を切れるといいですね。

作者の胸中とは別にして、俳句を読んだ人の状況や境遇などで捉え方も変わるのかも知れません。

 

もらひ来る 茶わんの中の 金魚かな内藤鳴雪
内藤鳴雪の一句です。

金魚といえば、夏のお祭りが目に浮かびます。

金魚をあげるといわれ、茶わんをもっていく。

茶わんの中には元気に泳ぐ金魚の姿。

そんな光景がうかびます。

お祭りでは金魚すくいをよく見かけますね。

すくった金魚が袋の中で泳ぐのをみて、喜んだ経験がある人もいるのではないでしょうか。

持ち帰った金魚を金魚鉢に入れて飼ってみると、なお夏らしさを感じることができますよ。

 

蛍火の今宵の闇の美しき高浜虚子
高浜虚子の一句です。

初夏の風物詩と言えばホタルですね。

涼しくなった夕べに美しく舞うホタルたち、そんな美しくやさしい光景が目に浮かびます。

昔に比べ、現代ではホタルを見れる景色は減ったのではないでしょうか?

そんな現代だからこそ、この句を読むと、ホタルの舞う美しき闇を見てみたくなるのは私だけでしょうか。

 

以上、夏をテーマにした俳句を5つ、ご紹介しました。

意外と共感できる部分もありますよね。

まずは日常風景を切り取って、17字に収める練習をしてみましょう。

自分が感じたことを17時に収めるだけだと考えれば、難しいことはないですよ。

そのためには、夏を感じられる風景や情景に積極的に接するといいかも知れません。

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俳句に欠かせない夏を表わす代表的な季語はこちら

俳句のルールとして、文字数のほかに季語を入れることがあげられます。

季語って何?難しそうな言葉が多そう……と考えなくて大丈夫です。

1つ質問しますね。

あなたが「夏」と言われて思いつくものはなんですか。

今思いついたものは、ほぼ季語になりうるのです。

例えば、蚊取り線香、祭り、日焼けなどは全て季語です。

今回、代表的な夏の季語をジャンル別にまとめてみました。

[植物]
あじさい ひまわり カーネーション トマト メロン、など

[動物]
金魚 めだか なめくじ くらげ せみ、など

[食べ物・飲み物]

そうめん 白玉 水ようかん ラムネ 氷水、など

[遊び]

キャンプ プール 海水浴 山登り 花火、など

どうですか?

あなたが思い浮かべたものとほとんど一致していたのではないでしょうか?

夏の季語の一覧が載ったサイトもありますので、気になる人はぜひ検索してみてください。

こんな言葉も季語なんだ、という発見が俳句作りのヒントになることは間違いありません。

まとめ

俳句のルールが少し理解できましたか?

俳句と聞くと難しそうなイメージがありますが、自分がみた光景を自分の言葉で表現するだけです。

休みを使って、夏を感じられる光景を見に行くのもいいですね。

きっといい句が作れますよ!(たとえば、5つ目にご紹介したホタルを見に行くなら、こちらが良いかも知れません)

そして、夏休みはたくさん遊んで、いろいろな経験をしましょう。

素敵な一句が出来上がりますよ。

「夏終わり 白紙のままだ 宿題が…」

なんてことにはならないように、気をつけましょう!

 

関連記事:俳句で冬を表現するには?有名な俳句から学ぶ、冬の季語一覧と簡単な俳句の作り方

 

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